お知らせ
2022年04月14日週刊TSUMUGI
Vol.9 断熱材について
いろいろな種類がありますが
断熱材と一言で言ってもたくさんの種類があります。
どれも一長一短ありますが大きく分けると
- グラスウール
- ロックウール
- 羊毛
- 吹き付けウレタン
- 木質繊維
- セルロースファイバー
といった具合。
選び方は各会社によって変わりますが
けんちく工房紬では単価が高くても施工の手間が省け、
隙間の出来にくい『セルロースファイバー』を現在は採用しています。
壁への施工
今回のお宅は壁と天井に採用しました。
まずは壁への施工。
施工屋さんによって壁に不織布を貼ってもらいます
この壁厚内に吹き込んでいくのですがその前に
大工に一度バトンタッチ。
『胴縁』という板で膨らまないように押さえつけてから
セルロース材をホースを使って吹き込んでいきます。
これにも技術が必要で隙間なく、密度もある程度なくては長年の間に沈下してしまいます。
施工後はこんな感じに
不織布が盛り上がってます。
セルロースについて
セルロースは簡単にいうと新聞紙を細かく砕いたもの。
断熱性はもちろんのこと、防音性にもとても優れています。
自社作業場にも音漏れ防止のために採用しています。
「新聞紙だから燃えるんじゃない」という声も聞きますが、しっかりと処理をしているので全く燃え広がりません。
これまでにグラスウール、羊毛、ロックウール、吹き付けウレタン、木質繊維と色々試してきましたが
現在、総合的に一番はセルロースかと思っています。